2016/04/02

インドネシア・ポップパンクが進化しまくってる件 -世界のトレンドがインドネシアへ上陸-


仲良しのPee Wee Gaskinsから新譜"A Youth Not Wasted"が届いた。彼らはインドネシアにおいて超ビックバンドで、日本でいうと、TOKIOみたいな感じでとてもポピュラー。メンバーみんながポップパンクが好きで、こないだ会った時もThe Story So Farのシャツをみんな着てました。


"キャッチーなバンドネーム、カラフルなヴィジュアルイメージ、シンセの効いたポップパンクサウンド"。これがPee Wee Gaskinsの特徴を簡単に表す3つの要素であり、彼らがデビュー以降、その人気はインドネシア人全員知っているのではないかというレベルで浸透している。おそらく数千を超えるフォロワーバンドを生み出し、現在のインドネシア・ポップパンクのスタンダードの礎を築いたバンドといっても過言ではない。

そんな彼らがリリースした新作は、非常にアメリカンというかNeck Deep感が強く、サウンドクオリティは世界水準であるように感じる。ちょっとNeck Deep感強すぎなのは、それだけメンバーがNeck Deepが好きだってことにしておいて、今作のスタイルが今後のインドネシア・ポップパンクシーンにどのような影響を及ぼすのか、興味深い。


Pee Wee Gaskins以降のインドネシア・ポップパンクシーンの特徴として、女性ボーカルをフロントマンに起用したスタイルが流行した。その中でも特に人気なのがこのStarlitというバンドだ。


楽曲イントロは初期Pee Wee Gaskins、いわゆるインドネシア・ポップパンクのクラシックスタイル。しかしボーカル導入部分からはThe Story So Farの"Under Soil And Dirt"を感じさせるメロディックポップパンクスタイルからの影響を色濃く感じるアグレッシヴなパートが続く。ボーカルのヴィジュアルもなんとなくそれらを感じさせてくれる。キーボードの存在はとても重要で、インドネシアのキッズを虜にする為の"秘薬"のような効果を持っているのだろう。様々スタイルチェンジを遂げても、キーボードを導入しているバンドはまだまだ多い。


新しく出てきたStand Here Aloneは、後期Blink 182の影響を色濃く受けたエモーショナルなポップパンクサウンドを披露している。

これらはどれも上手くフィットしているように思うし、決してインドネシアの音楽シーンが閉鎖的であるとは思わない。自由に楽しく自分たちの音楽をプレイし、楽しんでいるようにも見える。これからどのような変化がインドネシア・ポップパンクシーンに巻き起こるのか、注目しておきたい。